京都・仁和寺観音堂、1m浮く
世界遺産の仁和寺(京都市右京区)で3日、修理中の重要文化財「観音堂」が、ジャッキアップで地上から約1メートル浮いた様子が報道陣に公開された。
仁和寺から工事を委託された京都府教育委員会によると、観音堂は1辺約15メートルの正方形。1641~44年にかけて建立されて以来、本格的な修理は今回が初めて。
観音堂の柱を支える30個の礎石の一部が数センチ沈んでいるため、瓦などを取り除いた重さ約35トンの観音堂を油圧ジャッキで約1メートル上げた。今後は沈んだ礎石を水平に戻す工事に取りかかる。修理は2017年12月に完了する予定。
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