鳳凰堂、2年の修理終え落成式
京都府宇治市の世界遺産・平等院で、国宝・鳳凰堂の2年にわたる「平成の大修理」が終わり、1日に落成式が行われた。
平等院や修理の関係者ら計約50人が参列。雅楽の調べに導かれて法要が始まり、集まった多くの観光客は読経に聞き入ったり、平安の輝きがよみがえった鳳凰堂の写真撮影をしたりした。
修理は2012年9月に開始。1053年の建立当初の姿に近づけるため、屋根瓦を全面的にふき替えた。扉や柱は赤茶色の顔料で塗り直し、屋根にある一対の鳳凰像には金箔を施した。
内部拝観は修理の大半を終えたとして4月に再開した。
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