宮城県南三陸町で撮影された震災ドキュメンタリー映画「ガレキとラジオ」に被災者への過剰演出があった問題で、製作したワンダーラボラトリー(東京)は29日、映画を再編集し、中止していた上映会の受け付けを再開したことを明らかにした。
映画には、仮設住宅に暮らす70代女性が実際には災害ラジオ局のリスナーではないのに、放送に励まされる被災者として撮影した場面があった。
同社によると、問題発覚後、女性は上映会中止を悲しんでいるといい、再開を望む声も多く寄せられたことから、女性がラジオと関わっていない場面に差し替えた。
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