【ベルリン共同】4日付のドイツ紙ウェルトは、同紙の「ウェルト文学賞」を作家の村上春樹さんに対し、11月7日にベルリンで授与することを明らかにした。
ウェルトは村上さんを「最も重要な現代作家」と称賛。授賞理由について、村上さんが作品で「魔法のようなリアリズムを用い、日本の大都市に住む人々の精神状態を表現した」と述べた。
同賞は1999年に創設された。これまで米国のフィリップ・ロスさんやイスラエルのアモス・オズさんらに授与され、日本人では村上さんが初めて。賞金として1万ユーロ(約140万円)が贈られる。
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