宝蔵寺の「竹に雄鶏図」は若冲作
江戸時代の画家伊藤若冲(1716~1800年)の家族の墓がある京都市中京区の宝蔵寺所蔵の水墨画「竹に雄鶏図」が、若冲の作品であることが確認され、5日、報道陣に披露された。6日から一般に公開予定。
左脚を上げ、鋭く正面をにらむ鶏が描かれている。宝蔵寺によると、昨年、「MIHO MUSEUM」(滋賀県甲賀市)の岡田秀之学芸員が若冲の作と確認した。落款の欠けや筆遣いから40代前半ごろの初期作とみられるという。
宝蔵寺は若冲生誕300年に向け、愛好家が参拝できるよう家族の墓を整備する方針。
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