毛髪で縫った涅槃図を公開
浄土宗京都教区(京都市東山区)は7日、毛髪で縫った涅槃図など、一風変わった作品を含む釈迦涅槃図14幅を報道陣に公開した。8日、東山区の浩徳院で一般に公開する。
京都教区によると、毛髪で縫った涅槃図は空念の江戸前期の作。釈迦の臨終に際し、弟子や動物などが嘆き悲しむ姿を黒髪と白髪を使い分けて縫い上げている。京都市上京区の成願寺が所蔵しており、初公開。
一般的には描かれない猫が登場する作品や、釈迦の生前と死後を16場面の絵にまとめて両端に配した「十六相涅槃図」なども併せて展示する。
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