十五代酒井田柿右衛門を襲名
有田焼の陶芸家で、昨年6月に死去した人間国宝の十四代酒井田柿右衛門さんの長男酒井田浩さん(45)が4日、十五代酒井田柿右衛門を襲名した。
佐賀県有田町役場で戸籍の改名手続きをした後、先祖の墓に襲名を報告。
酒井田家は江戸時代初期に日本で初めて赤絵磁器を完成させた名家で、「濁手」と呼ばれる乳白色の磁肌と色絵が生み出す「余白の美」で知られる。
十四代酒井田柿右衛門さんは1982年に襲名し、2001年に国から色絵磁器の国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。昨年6月に78歳で亡くなった。
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