「両界曼荼羅図」の胎蔵界を公開
京都市南区の東寺宝物館で「東寺名宝展」が20日から始まるのを前に、密教の世界を描いた国宝「両界曼荼羅図」のうちの胎蔵界が18日、報道陣に公開された。
両界曼荼羅図は胎蔵界と金剛界の2幅からなる。今回公開されたのは、彩色された最古の両界曼荼羅図として知られ、赤、黄、群青など鮮やかな色使いが特徴。作者不明で、9世紀後半の作とみられる。一般公開は4年ぶり。
名宝展は宝物館開館50周年記念で、ほかにも国宝3点、重要文化財14点などが展示される。前期は4月23日まで、後期は両界曼荼羅図が胎蔵界から金剛界に替わり4月24日から5月25日まで。拝観料は大人500円。
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