NHK大河ドラマの原作にもなった歴史小説「天地人」などで知られる作家の火坂雅志(ひさか・まさし、本名中川雅志=なかがわ・まさし)さんが26日、急性膵炎のため神奈川県の病院で死去した。58歳。新潟市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は妻洋子(ようこ)さん。
早稲田大卒業後、出版社勤務を経て、1988年にデビュー。織田信長の指南役だった禅僧を主人公にした「沢彦」、豊臣秀吉を支えた医師を描いた「全宗」など、知られざる人物に歴史小説で光を当てた。
上杉家の家臣・直江兼続ら乱世に理想を貫こうとした人々を活写した「天地人」で中山義秀文学賞を受賞。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。