寺田寅彦との日々つづる、高知
高知市出身の物理学者で随筆家寺田寅彦(1878~1935年)の次女・故関弥生さんが残した日記が見つかり、遺族が高知県立文学館(高知市)に6日までに寄贈した。寅彦が亡くなるまでの約10年間の日々をつづっており、同文学館の永橋禎子学芸員は「寅彦が人間くさい良いお父さんだったということが娘の視点を通して伝わってくる」と話している。
寄贈した日記は、弥生さんの10代前半から20代前半に当たる1925年から36年までの出来事を記したもの。本人が後年、当時の日記から特に印象的だった部分を抜き出し、書き写したものと思われる。
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