画家の金子国義さんが死去
絵本「不思議の国のアリス」や渋沢龍彦さんの小説や翻訳書の挿絵を手掛けた画家の金子国義(かねこ・くによし)さんが16日午後、虚血性心不全のため東京都品川区の自宅で死去した。78歳。埼玉県出身。葬儀・告別式は親族で行う。通夜は20日午後6時から東京都大田区南雪谷2の1の7、公益社雪谷会館で行われ、一般のファンも参列できる。喪主は長男修(おさむ)氏。
1967年、渋沢さんの勧めで開いた個展で画壇デビュー。雑誌「ユリイカ」「婦人公論」の表紙も担当し、艶のある人物など退廃的な画風で知られた。歌舞伎俳優中村勘三郎さんの襲名披露口上の舞台美術も手掛けた。
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