奈良・興福寺中金堂に金色の鴟尾
2010年から再建中の興福寺中金堂(奈良市)で18日、屋根の両端に重さ1・1トンの金色の鴟尾(しび)が取り付けられた。工事現場は4月6~19日に一般公開される。
鴟尾は高さ約2メートルの青銅製で金箔が張られている。工事用の足場からクレーンでつり上げられ、設置された。
多川俊映貫首は「ほっとした」と話した。鴟尾は魔よけや防火のまじないとして飾られた。
中金堂は興福寺で最も重要な建物。江戸時代の1717年に焼失した後、本格的な再建はされてこなかった。工事は9割が終わり、18年に東西37メートル、南北23メートル、高さ21メートルの建物が完成する予定。
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