美術関連の老舗出版社、美術出版社(東京都千代田区)が、民事再生法の適用を東京地裁に申請したことが5日、分かった。信用調査会社の帝国データバンクによると、2014年3月期末の負債額は約19億6300万円だった。
帝国データによると、申請は今月4日。美術出版社は1905年創業で、月刊誌「美術手帖」をはじめとする芸術や建築関連の雑誌や書籍に強みを持っていた。だが、業界を取り巻く環境の悪化で売り上げが落ち込み、経営難が続いていたという。
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