「類聚歌合」の新資料発見
平安時代後期に編さんされ、一部が国宝にも指定されている「二十巻本類聚歌合」の新たな草稿が、5日までに見つかった。和歌の優劣を競い合った記録で、専門家は重要文化財級の価値があるとみる。東京都内で同日開催の「国際稀覯本フェア2015」に出品され、6500万円の値が付けられている。
発見されたのは、長さ5・89メートルの巻物。1078(承暦2)年に白河天皇が主催した歌合で、歌人の大江匡房らが詠んだ和歌が記録されている。美術品や古書を販売する思文閣(京都市)が京都で開かれた業者向けオークションで購入した。どこで所蔵されていたかは不明という。
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