絶滅時期のナウマンゾウか
滋賀県多賀町で1998年に出土したナウマンゾウの牙の化石が、近年絶滅時期として有力視されている約3万年前のものとみられることが26日までに、発掘した同町立博物館などの分析で分かった。専門家は「絶滅した理由を解明する上で貴重な化石」と話している。
町立博物館によると、牙の化石は長さ約2メートルで、多賀町と彦根市にまたがる芹川一帯で見つかった。昨年末から今年初めにかけ、同じ地層で以前に出土した木の化石(長さ約10センチ)の放射性炭素を年代測定したところ、約2万7千年前と判明した。
分析結果は28日、町立博物館での研究発表会で報告される。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。