掘ったら古墳じゃなかった
京都府宇治市の「池山古墳」を初めて発掘調査したところ、中近世とみられる埋葬用の穴が見つかり、宇治市が17日発表した。
同市は「古墳時代の埋葬施設が見つからず古墳である可能性は低くなった。江戸時代まで墓地として使われ続けたとみられ、名称を『池山墳墓群』に変えることを考えたい」と話している。
発掘したのは住宅街の中にある丘で、埋葬施設に使われたとみられる河原石があったことや、丘の形から市は直径44メートルの円墳と推定、池山古墳という名もついていた。
埋葬用の穴は丘の中腹に十数基あり、主なものは1辺約1メートルの方形で深さは約0・6メートルだった。
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