平安京の中枢、階段跡を発見
平安京の中枢「平安宮朝堂院」で、大蔵省や宮内省の役人が儀式の際に座った「延禄堂」の階段跡が京都市中京区で見つかり、同市が4日、発表した。
市文化財保護課は「階段は建物を復元する上で重要な要素。朝堂院は当時、地方の役所を建てる際に参考とされていた。今後、各地の建物を調査する上で手掛かりとなるだろう」とする。
発掘場所は延禄堂の南西部分。階段は推定で幅3・8メートル、奥行き1・5メートルと判明。5段程度で、東西にそれぞれ5カ所あったと考えられる。建物の柱と柱の間は階段の幅と同じ3・8メートルとみられる。
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