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芸術で震災風化に歯止めを

[2015年03月09日 17:35]

 河北新報社(仙台市)は10日から、東日本大震災を報じた記事に着想を得た芸術作品を紹介する企画展を、東京都中央区銀座8丁目の旧東京支社で開く。9日に会場を報道陣に公開し、佐藤純東京支社長が「芸術作品を通じ、震災の記憶の風化に歯止めをかけたい」と語った。
 東北出身の芸術家ら11組が、2011年3月11日以降の河北新報の震災関連記事から思いついた作品16点を展示。会場を上階に進むにつれ、震災発生当日から未来へとたどる趣向になっている。
 佐藤香さん(27)は、福島県田村市の実家周辺で採取した土で縦10メートル、横3メートルの和紙にさまざまな渦模様を描いた。

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