竹内栖鳳の油絵、一時神戸に
近代日本画の巨匠竹内栖鳳(1864~1942年)が描いた唯一の本格的な油絵で、長く行方が分からなくなっていた幻の作品「スエズ景色」が一時期、浄土真宗本願寺派第22代門主大谷光瑞が建てた別荘「二楽荘」(神戸市)に飾られていたとみられることが14日、分かった。「スエズ景色」は今夏に見つかり、「海の見える杜美術館」(広島県廿日市市)で公開されている。
二楽荘のインドの品々を飾る「印度室」の原色版絵はがきが、龍谷大龍谷ミュージアム(京都市)で開催中の特別展に出品されており、来館者の会社員から「絵はがきの中の油絵がスエズ景色と似ている」とメールで指摘があった。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。