内藤国雄九段が引退会見
将棋の最年長棋士で、3月31日付で現役を引退する内藤国雄九段(75)が20日、大阪市の関西将棋会館で記者会見に臨み、「将棋は素晴らしいゲーム。プロになった時が一番うれしかった」と晴れやかな笑顔を見せた。
棋士生活は56年6カ月。盤面を自由に操ることから「自在流」と呼ばれ、人気を博した。現役最後の対局となった今月12日の公式戦では、史上3人目の通算千敗を記録。長い間、棋士として活躍してきた証しでもある。
歌手の世界にも足を踏み入れた。1970年代後半には「おゆき」でヒットを飛ばし、盤外の活動でもファンを楽しませた。
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