奈良市で9日、唐招提寺など7社寺や旧市街地「ならまち」などを舞台にした一大茶会「珠光茶会」が始まった。三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)と遠州流、石州流が参加し、事前に茶券を購入した着物姿の参加者らが和やかに一服味わった。15日まで。
世界遺産・元興寺の国宝極楽堂では遠州流の小堀宗実十三世家元による献茶式が開かれ、薬師寺の山田法胤管主や東大寺の北河原公敬長老、奈良市の仲川げん市長らが出席した。
わび茶の祖とされる奈良出身の室町時代の茶人村田珠光にちなんで開かれ、今回で2回目。
前売り券は完売だが、当日券も販売する。約7千人の来場を見込む。
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