「肥前焼」の皿が千枚以上存在
松江城下町遺跡(松江市)で出土した陶磁器片を調べたところ、江戸時代前期の高級磁器「肥前焼」の皿や中国磁器が1200枚分もあることが分かり、14日までに同市が明らかにした。出土場所は松江藩に仕えた中級武士の屋敷地で、専門家は「藩主しか入手できない高価なものをなぜ中級武士が保有していたのか」と首をかしげている。
出土したのは、宴会で使われ、鳥や花などが描かれた20枚セットの皿10種類や中国から輸入された色絵中皿など。2011~12年度に、市が実施した調査で見つかった約3800点の破片をつなぎ合わせて確認した。
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