喉を鳴らして閉店惜しむ
3月に閉館する総合飲食ビル「ニユートーキヨー数寄屋橋本店」(東京・有楽町)のカウントダウン時計点灯式に落語家の林家たい平が招かれ、修業時代から通っている1階ビアホールの思い出を披露した。
77年の歴史がある名物店の閉館を「大人の空気が味わえる場所で、近くでラジオの仕事をしていたときは1週間に5回来ていましたね」と惜しむ。師匠のこん平も足を運び、黒ビールに生卵を入れて飲んでいたという。
4リットルのビールが入る陶器製の特大ジョッキが運ばれると、たい平はうまそうに喉を鳴らしてみせた。高座では酒を飲むシーンを演じることも多く、「ここに来ると、楽しそうに酔っぱらう姿がたくさん見られるので、落語の勉強になりましたね」と意味深な笑みを浮かべた。
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