薬師寺の食堂、17年に再建へ
奈良市の薬師寺は10日、発掘調査結果などを踏まえ、僧侶が食事や修行をした「食堂」を4月から再建すると発表した。1967年に始めた伽藍の復興事業の一環で、2017年5月の落慶予定。
再建する食堂の大きさは東西約41メートル、南北約16メートル、高さ約14メートル。外観は発掘調査結果に基づき古代の建物を再現する。鉄骨造りで、当時と同じように300~400人を収容できる大きさにする。
寺によると、食堂は奈良時代前半に建てられ、973年に焼失した。1005年に再建されたが、室町時代までに再び焼失したとされる。
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