尾形光琳の国宝金屏風2双展示
江戸時代の絵師尾形光琳(1658~1716年)が残した2双の国宝の金屏風を同時展示する特別展が4日、静岡県熱海市のMOA美術館で始まった。今年が光琳の三百回忌に当たるため企画された。両作品がそろうのは天皇、皇后両陛下の結婚を記念する展覧会以来、56年ぶり。
国宝はMOA美術館が所蔵する二つ折り1双の「紅白梅図屏風」と、根津美術館(東京都港区)の六つ折り1双「燕子花図屏風」。計算した構成や色使いで、日本の現代美術にも大きな影響を与えた。
特別展は「光琳アート 光琳と現代美術」で、3月3日まで。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。