60m紙すき成功、岐阜・美濃
「和紙」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録される見通しとなったことを記念し、対象の一つ、本美濃紙の産地の岐阜県美濃市で15日、長さ60メートルの紙を一度にすくイベントが開かれた。約100人が挑戦して巨大な和紙を見事にすきあげた。
国の重要伝統的建造物群保存地区、通称「うだつのあがる町並み」が会場。挑戦者は紙の原料が入った水槽(全長約60メートル)前に横一列に並んだ。
「いち、にの、さん!」の掛け声とともに、網が張られたアルミ製の枠を使って水槽から紙のもとになる繊維をすくい上げた。
すかれた紙は数日間乾燥させた後、市内で展示される。
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