土井晩翠の書簡見つかる
「荒城の月」の作詞者として知られる土井晩翠(1871~1952年)が、岡山県倉敷市出身の詩人薄田泣菫(1877~1945年)に宛てた絵はがきが見つかり、27日、倉敷市文化振興課が発表した。調査した青山学院大の片山宏行教授は「非常に心のこもった手紙。土井がいかに薄田を尊敬していたかが分かる」と話した。
薄田の子孫から同市に寄贈された書簡類から見つかった。歌人与謝野晶子や作家島崎藤村の手紙もあり、市は「倉敷市蔵 薄田泣菫宛書簡集 詩歌人篇」として出版した。
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