魯迅の弟宛てに書簡1400通
【北京共同】中国の作家、魯迅の弟で中国文学者の周作人(1885~1967年)宛てに武者小路実篤、島崎藤村らが送った書簡約1400通が北京市にある周の孫、周吉宜さん宅に保管されていることが判明した。弘前学院大の顧偉良教授が25日明らかにした。
書簡の差出人は350~400人に上る。顧教授は「日中間の民間レベルの関係が解き明かされる資料。周が差出人となった書簡を日本側で収集し、往復書簡の記録として確認していきたい」と話した。
周は魯迅に次いで06年から日本へ留学。日本文学を研究する一方、多くの日本の文学者や芸術家と交流を深めた。
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