役所付近から古代道路跡見つかる
福岡県粕屋町教育委員会は23日、糟屋官衙遺跡群阿恵遺跡で、飛鳥から奈良時代にかけ、古代の道路を整備した際にできたとみられる土地の区画跡を見つけたと発表した。
近くからは同時期の役所「糟屋郡」とみられる建物跡、税として集めた穀物を保存する倉庫「正倉」の跡が既に出土している。町教委によると、役所と正倉、道路の三つがセットで見つかるのは長者ケ平官衙遺跡(栃木県那須烏山市、さくら市)に次ぎ2例目で、物資の輸送経路など古代の交通体系を知る手掛かりになりそうだ。
見つかったのは、道路をつくった際に残ったとみられる溝10カ所。
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