【ローマ共同】ANSA通信によると、団員の大量解雇を先月決めたイタリアのローマ歌劇場は18日、解雇の決定を取り消す代わりに団員の年間給与を5~10%減らすことなどで労組側と合意した。
同国有数の格式を誇るローマ歌劇場は先月、待遇改善を求める団員らがストライキを繰り返し公演のキャンセルが続くなど、労使紛争が深刻化したことを受け、合唱団とオーケストラ約180人の解雇を決定、労組側が反発していた。
経営側と労組側は、合意内容についてストをしないことも約束した。基本給のほかボーナスや手当などもカットされるが、経営が改善すれば見直される見込みという。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。