仮面ライダーはエコの象徴
月刊誌「ソトコト」が環境に配慮した電気グッズや取り組みに贈る第1回「ソトコトでんき大賞」の表彰式が東京都内で開かれ、俳優の藤岡弘らが特別審査員を務めた。大賞は、湯を沸かすと発電できる鍋を開発したベンチャー企業「TESニューエナジー」(東京都荒川区)。
人気ドラマ「仮面ライダー」シリーズで1号を演じた藤岡は「仮面ライダーのキックやパンチは風力エネルギーから生まれるんです。(原作の)石ノ森章太郎先生が『エコの象徴的存在』と言っていました」と語り、ノミネート作品を見て「自分でエネルギーをつくるのはすばらしいこと。感動しました」と目を輝かせた。
実演コーナーで自転車をこいで発電してかき氷を作る機械を興味津々で見ていた鈴木福は「友達や家族にも教えてあげたい」。新潟のアイドル3人組「Negicco」のリーダーNAO☆も「いっぱい学んで“電気女子”になりたい」とエコの伝道師になる決意だ。
「でんきプロジェクト部門賞」には、焼酎かすをボイラー燃料や発電に使っている霧島酒造(宮崎県都城市)が選ばれた。また、「でんきパーソン部門賞」が家庭での太陽光発電を広めているNPO法人エコロジーオンラインの上岡裕理事長(栃木県佐野市)、「地でんき部門賞」が自然エネルギーだけで暮らせる住宅を建てた長田建設(秋田県由利本荘市)に贈られた。
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