20年に一度の本殿などの修理「式年造替」が進む奈良市の春日大社は30日、通常は非公開の区域「内院」にある国宝本殿を報道関係者に公開した。修理に当たり、ご神体が仮殿に移ったためで、4月1日~5月31日に一般公開される。
本殿は「春日造」と呼ばれる代表的な神社建築の一つ。東の第一殿から西へ向け、四つの社殿が横一列に並ぶ。通常は正面の参拝所から一部しか見ることができないが、公開中は内院に入り、本殿を間近から拝観できる。
第一殿と第二殿の間に祭られ、春日大社の創建に関わりがあるとされる「磐座」も初公開される。拝観料は一律千円。
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