善光寺、御開帳前に回向柱奉納
長野市の善光寺で本尊の分身仏「前立本尊」の御開帳が4月5日に始まるのを前に、シンボル「回向柱」の受け入れ式が29日にあり、牛に引かれるなどして奉納された。数えで7年に1度開かれる御開帳は今回、北陸新幹線の延伸開業直後で多くの人出が見込まれ、回向柱が初めて夜間ライトアップされる。御開帳は5月31日まで。
回向柱は高さ約10メートル。宝庫から本堂に移された前立本尊と綱で結ばれ、触ると前立本尊に触るのと同じ御利益があるとされる。期間中は連日、柱の前に長い列ができ、何時間も待たなければならなかったため、夜間参拝を促して混雑を和らげようとライトアップが決まった。
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