蕪村の幻の大作、確認
江戸時代中期の俳人で画家の与謝蕪村(1716~83年)の幻の作品といわれる「蜀桟道図」の存在が92年ぶりに確認され、滋賀県甲賀市の美術館「MIHO MUSEUM」が24日、報道陣に公開した。1922年に発刊された「蕪村画集」に掲載されて以後、所在が分からなくなっていた。
同美術館が蕪村生誕300年に向けて展覧会の準備を進める中で、東京の美術商から情報が寄せられた。シンガポールの会社が所有していて、辻惟雄館長らが技法や署名から本物と確認した。
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