高野山の冬の風物詩として半世紀以上続く「報恩托鉢寒行」が24日、和歌山県高野町であり、僧侶ら約150人が浄財を求め、雪景色の住宅や商店を回った。
高野山真言宗の添田隆昭宗務総長(66)が金剛峯寺の前庭で「心身を引き締めて臨んでほしい」とあいさつ。網代笠姿の僧侶らは、玄関先で般若心経を唱えて無病息災を祈願し、浄財を受け取ると頭を下げ、代わりにお守り札を手渡した。
約1500軒から集まった浄財約115万円は、老人介護や介護人の養成などに使われる。
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