2013年の書籍と雑誌を合わせた出版物の推定販売額(電子書籍を除く)が前年比3・3%減の1兆6823億円と、9年連続で前年を下回ったことが24日、出版科学研究所(東京)の調査で分かった。
書籍は前年比2・0%減の7851億円で、7年連続で前年を下回った。雑誌も同4・4%減の8972億円で、16年連続で前年割れ。
同研究所によると、書籍は村上春樹さんの「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」、近藤誠さんの「医者に殺されない47の心得」などミリオンセラーもあったが、売れる本と売れない本の二極化が顕著で、市場全体の活性化にはつながらなかった。
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