無形文化財に鳥羽・志摩の海女
三重県教育委員会は23日、「鳥羽・志摩の海女による伝統的素潜り漁技術」を県の無形民俗文化財に指定した。全国の海女文化で文化財に指定されるのは初めて。
三重県には海女が約千人おり、全国で最も多い。県文化財保護審議会が昨年12月、女性による素潜りの技術と、漁場の位置や海底の地形を識別する技能が形を変えず伝えられていると評価し、無形文化財に指定するよう県教委に答申していた。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を目指す三重県は、岩手県など7県とともに「全国海女文化保存・振興会議」を24日に設置する。
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