NHKの石田研一放送総局長は22日の定例記者会見で、オウム真理教元幹部平田信被告の公判で証拠採用された同局の番組を事実認定に用いないよう求める文書を東京地裁に送ったことを明らかにした。証拠申請した弁護側にも文書で申し入れた。
法廷での弁護側の説明によると、採用されたのは、神秘的なものに引かれる若者たちについてまとめたリポートで、1988年に放送された。
石田総局長は「(番組を)放送以外の目的で使用されれば、取材協力者の信頼を損ないかねない」と述べた。
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