寺内元首相の資料860点発見
明治から大正にかけて朝鮮総督や内閣総理大臣を務めた政治家寺内正毅の私信などの資料約860点が、神奈川県大磯町の寺内家から見つかったことが16日、分かった。山口県立大に寄贈される予定で、県立大の伊藤幸司准教授(東アジア交流史)が資料整理を担当。
1910年の韓国併合前にソウルを訪れた伊藤博文が、寺内に送った手紙や、森鴎外や桂太郎ら著名人からの私信など。朝鮮総督や内閣総理大臣に寺内を任命する辞令も見つかった。
同じ長州閥の陸軍大将乃木希典が1912年に自害する直前に送られた和歌には、乃木が寺内との面会を喜ぶ様子が歌われ、2人の親密さが伺えるという。
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