大宰府・水城跡を再発掘、福岡
福岡県教育委員会は14日、古代九州の統治拠点だった大宰府(福岡県太宰府市)の防衛施設「水城」跡の発掘を始めた。東京帝国大学(現・東大)の研究者らが1913年に調査したのと同じ地点で、100年以上経た後の再調査は珍しい。
水城は663年の「白村江の戦い」で唐と新羅に敗れた日本が翌年に築造。朝鮮半島の高度な技術を使った全長約1・2キロの土塁と堀からなる。
今年は築造1350年に当たり、記念事業の一環で再調査が企画された。水城の土木技術や101年前の調査内容を再確認するのが狙い。2月末までの調査で土塁の断面を一部はぎ取り、来年から現地で展示する予定。
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