山梨県の横内正明知事は21日、定例記者会見で、世界文化遺産・富士山の構成資産である富士五湖に乗り入れるモーターボートや水上バイクの所有者に、毎年届け出を義務づけることを検討していると明らかにした。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議が世界遺産への登録勧告時に「モーターボートなどが平穏な環境を阻害している」と指摘したことを受けた対応。乗り入れ台数を把握し、利用者数を抑えて騒音対策とする狙い。
もともとモーターボートの乗り入れは、富士五湖のうち精進湖と西湖、本栖湖は禁止されており、山中湖と河口湖の騒音などが問題視されていた。
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