円城塔さんの作品が米文学賞候補
芥川賞作家の円城塔さん(41)の長編小説「Self―Reference ENGINE」の英訳版が、米国の文学賞「フィリップ・K・ディック賞」の候補作に選ばれた。同作品の版元である早川書房が14日、発表した。結果は4月18日に発表される。
同賞は米国で出版された優れたSF作品を対象にしており、2011年には故伊藤計劃さんの「ハーモニー」が次点に当たる特別賞を受けている。
「Self―」は単行本が07年、文庫が10年に出版され、英訳版は昨年刊行されていた。
円城さんは札幌市出身。12年に「道化師の蝶」で芥川賞を受賞した。
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