神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮は11日、境内の一部に当たる国指定史跡の参道「段葛」を全面改修すると発表した。段葛は市の目抜き通り「若宮大路」の一段高くなった中央部分で、積まれた玉石が崩落したり約250本ある並木の桜が衰えたりしたため、来月から補強工事や植え替えをする。
鶴岡八幡宮によると、段葛は源頼朝が1182年につくらせたとされる。改修が重ねられ、1965年ごろに現在の姿となった。
長さは鶴岡八幡宮からJR鎌倉駅近くまでの465メートルで幅は2・7~4・5メートル。両脇の県道より1・2メートルほど高くなっている。
工事期間中、段葛を通行止めにする。
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