14世紀の木製親鸞像発見、福井
福井県は17日までに、同県永平寺町の本覚寺に安置されていた彫刻が、14世紀前半制作とみられる木製の親鸞像と確認した。学術的な裏付けがされた親鸞像としては北陸地方最古といい、県の担当者は「同時期の国内の作品では保存状態も良く貴重だ」と話している。
福井県によると、発見された親鸞像は数珠を持ち、あぐらをかいて座っており、高さ約86センチの等身大。こめかみに血管が浮かぶ写実的な表現や、衣のしわやひだまで丁寧な再現が特徴となっている。美術品としても優れているという。
県内の寺院を訪れていた福井県立美術館学芸員が、本堂内の厨子に安置されているのを見つけた。
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