日本人設計のホール完成
【上海共同】世界的な音響設計家の豊田泰久氏と建築家の磯崎新氏が設計を手掛けた上海交響楽団の新しい音楽ホールが中国上海市に完成し、6日、初のコンサートが開かれた。歴史問題などで日中関係が冷え込む中、文化面での日中協力の象徴として注目を集めそうだ。
上海交響楽団の前身は1879年に創設され、アジアで最も歴史が古い交響楽団とされる。
5年かけて完成した音楽ホールは地下4階、地上2階建て。総工費は約6億3千万元(約108億円)。メーンホールは1200の客席が舞台を取り囲むアリーナ型で、どの客席からも同じレベルの音響効果が得られるという。
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