小芝風花、鳥になった気分
宮崎駿監督のアニメ作品を実写化した映画「魔女の宅急便」のブルーレイとDVD(東映)の発売に合わせ、ほうきに乗って空を飛ぶ主人公の見習い魔女「キキ」を演じた女優の小芝風花が「鳥になった気分でした」と撮影を振り返った。
空を飛ぶキキをリアルに見せるために、小芝をクレーンでつって撮影した。ジェットコースターや観覧車が好きというだけあって「実際に20メートルぐらいの高さでグルングルン振り回されると、開放的で風もあって景色も見えて楽しかった。『空を飛びたい』っていう小さい時の夢をかなえちゃいました」。
お気に入りは小学校で飛ぶシーン。「きれいな海が見えて気持ちよかった。鳥ってこういう感じなんだろうな」と目を輝かせ、「これは飛んだ人じゃないと分かりませんよ~」と、いたずらっぽく笑った。
怒りを爆発させる場面の撮影秘話も明かした。キキが「呪いを運ぶ」とうわさされて物に当たり散らすシーンだ。「香川県の小豆島ロケの1カ月間は家族とも友達とも連絡を取らず、プレッシャーや悩みを発散できませんでした。私のモヤモヤはキキと一緒。気持ちをそのままぶつけました」
家族ドラマの妹役で女優になり、現在17歳。「次はお姉さん役、いつかお母さん役、おばあちゃん役もやりたい。おばあちゃんになっても女優を続けたい」と宣言した。
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