高校用教材にアイヌ史資料集出版
北海道大学アイヌ・先住民研究センターの加藤博文教授を中心とした研究会が、高校生向け教材としては初めてとなる、アイヌ民族の歴史や文化を専門にまとめた資料集の作成を進めていることが9日、加藤教授への取材で分かった。早ければ来春にも山川出版社から出版予定。
アイヌをめぐっては、札幌市議が8月、短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」と投稿し批判を浴びた。北海道アイヌ協会の阿部一司副理事長は「資料集の作成では、事実に基づき、アイヌの歴史が正しく伝わるよう注意してほしい」と訴えている。
資料集はB5判で180ページ程度になる見込み。
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