東本願寺、10万枚瓦ぶき完了
真宗大谷派の本山・東本願寺(京都市下京区)で12日、修復中の阿弥陀堂の瓦ぶきが完了し、報道陣に公開された。
瓦は約10万8千枚。耐震性向上のため、土ではなくステンレス製のくぎで瓦を固定する「空ぶき」という工法を採用。その結果、瓦を含めた屋根の重さを従来より約400トン軽減した。
この日は瓦ぶき納め式が行われ大谷暢顕門首ら約200人が参列。里雄康意宗務総長は「工事も終盤。先人の意に恥じないよう鋭意取り組みたい」と話した。
阿弥陀堂は南北52メートル、東西47メートル、高さ29メートル。江戸時代に火災に遭い、1895年に再建された。
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