歌川国貞の初期作を初公開へ
江戸後期の人気浮世絵師、歌川国貞(1786~1864年)の初期の武者絵「熊谷次郎直実」が、長野県松本市の日本浮世絵博物館に所蔵されていたことが14日分かった。東京都渋谷区の太田記念美術館での特別展で10月1日から初公開される。
同美術館の渡辺晃学芸員は「国貞の現存作品は数万点あるが、初期作は極めて少ない。上り調子になる前夜の貴重な作品だ」としている。
この武者絵は縦35センチ、横23・4センチ。源氏の武将、熊谷次郎直実の騎馬姿が描かれている。
国貞没後150年展を準備していた渡辺学芸員が、日本浮世絵博物館の所蔵品から見つけた。
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