平等院鳳凰堂、完全な姿現す
京都府宇治市の世界遺産・平等院で8日、修理中の鳳凰堂の屋根の覆いがすべて取り外された。翼を広げ降り立つ鳥の姿に似ていることから名付けられたといういわれの通り、輝きを増した鳳凰が完全な形となって姿を現した。
鳳凰堂は、本尊を安置する中堂を中心に、左右に翼廊、後ろに尾廊がのびている。この日は、鳳凰の尾に当たる尾廊の屋根瓦の補修作業があった。
平等院の担当者は「左右対称で、奥行きのあるデザインが鳳凰堂の特徴。すべてが見えて本来の美しさが伝わる」と話している。
2012年9月に始まった修理は今月で終わり、10月1日に落成式が行われる。
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